PDF入稿のトラブル【PDFにゅうこうのトラブル】

PDF/X-1a規格のPDFをInDesignから書き出せるようになったおかげで、PDF入稿のトラブルは少なくなった。ただし、印刷に関する認識不足から起こるトラブルは、いまだに多い。いくつか例をあげる。 ■ノセ・ヌキ設定の不備 通常であればノセの指示をするところが、ノセになっていない。例えば色ベタ上のスミ文字などは、ノセにしないと版ずれを起こしたときに白いすき間が出てしまう。また、白抜き文字がノセ […]

続きを読むMore Tag

PDF入稿【PDFにゅうこう】

従来、入稿されるデータといえばIllustratorやQuarkXPressといったDTPソフトで作成したデータであったが、PDF/X-1aという規格の登場によりPDF入稿が増えている。 PDFはもともとマルチプラットフォームの文書作成方法の一つであった。 データの出力をいかようにもすることができるため印刷に適したデータを作るには知識が必要で、不完全なデータによるトラブルが多かった。PDF/X-1 […]

続きを読むMore Tag

FMスクリーン【FMスクリーン】

従来の製版では、階調を網点の大きさで表現していた。 網点の中心位置の間隔(スクリーン線数)は一定で、網点角度があるので「モアレ」という網点どうしが干渉しあう現象が起きた。 FMスクリーンでは、階調を網点(厳密にいうと網点ではなくランダムな点)の密度で表現する。点の間隔が一定ではないため、スクリーン線数がなく、並び方に周期性がないので角度というものが存在しない。つまりモアレが起きない。 特徴として、 […]

続きを読むMore Tag

PP貼り【PPばり】

書籍のカバーや表紙には、耐久性を持たせるために印刷後にPP(ポリプロピレンフィルム)を貼ることがある。 PP貼りを行うと、加工前と見た目の色が変化する。光沢PP(クリアPP)を貼ると、加工時の熱の影響で赤っぽさが増したように見え、つや消しPP(マットPP)を貼ると、光の乱反射の影響で、色が白けて見える。 仕上がりの色味を重視する印刷物の場合は、事前にPPを貼った状態で色校正を行う。 PP貼り加工の […]

続きを読むMore Tag

UV印刷【UVいんさつ】

一般のオフセット印刷では、印刷後のインキはインキ中の溶剤が用紙に浸透し、皮膜を形成する。その後、数時間かけて皮膜が酸素と反応し、酸化重合することで完全に乾燥する。 UV印刷では、紫外線で硬化するインキを使い、用紙排出部で紫外線をあてて瞬時にインキを乾燥させる。そのため、印刷後に時間を置かず、すぐに加工に移ることができる。オフセット印刷機の最終ユニットにUVニスコーターを設置した印刷機も増えており、 […]

続きを読むMore Tag
Scroll to top