チョーキング【チョーキング】

事象

キャストコートの用紙(ミラーコートとかエスプリコートとか、表面がピカピカしてる用紙)に4c+蛍光ピンクで印刷した際、乾燥後に蛍光インキだけがポロポロ取れるということがあった。

爪の先で軽くカリカリやるとポロポロと取れる。
なんだこれ? なんでなんで?

これは「チョーキング」と呼ばれる現象で、キャストコートなどの吸油性が高い用紙に金・銀・蛍光などのインキで印刷すると起こりやすい問題であった。

原因

用紙の吸油性が高いと、インキ中のビヒクルを完全に吸い込んでしまう。ビヒクルは顔料を用紙の表面に固定する接着剤のようなものなので、ビヒクルが吸い込まれてしまうと用紙の表面には顔料成分だけが残る。そうすると、インキがポロポロと取れる、ということになる。

金・銀インキは顔料ではなく金属粉が使われており、また、蛍光インキも顔料の粒子が大きく、ビヒクルとのくっつきが弱い。
だから、余計に顔料だけが取り残されやすい、ということだ。

解消法としては、インキに00ワニスを加えて乾燥しにくくしたり、印刷後にOPニスを印刷して表面をカバーする、などがある。
金・銀インキでチョーキングを起こすと洋服に金属粉がくっついたりしてトラブルのもとなので、包装紙だとかショッピングバックなどの場合はOPニスの印刷が必須とのこと。

参考:オフセット印刷技術 トラブル解決(JAGAT)、保存版印刷虎の穴、ほか

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