ヒッキー【ヒッキー】

印刷後、印刷物の表面に、白い点状の汚れが出ることがある。
これは、印刷用紙についている紙粉が印刷機のブランケットにくっついてしまい、その部分だけインキが用紙に転写されないことから起こる現象で、「ヒッキー」という。

印刷用紙には多かれ少なかれ紙粉がついており、これは抄造後の大きなロール紙から平判用紙を切り出す際などに発生するもの。一般に、塗工紙、再生紙などで紙粉の量が多い。
紙粉は小さいものであれば印刷に影響しないが、大きな紙粉はヒッキーを起こすので、気づいた段階でブランケットを掃除する(最近の印刷機には自動でブランケットを掃除する機構が付いている)。

表面強度が弱い用紙は、インキに引っ張られて用紙の表面がむけてしまう場合がある。これを「紙むけ」という。

むけた紙によってブランケットが真っ白に汚れ、ヒッキーが続発し、印刷の再現性も極端に落ちる。
このような用紙では、インキにレジューサやコンパウンドを添加してインキの粘り気(インキタック値)を下げることで紙むけが起こらないようにするが、解決しない場合も多い。
ブランケット破損の原因となる大きな紙むけを起こすこともあり、この場合はブランケットの交換が必要になる。

ヒッキーを極力少なくするようにオペレーターは努力をするが、オフセット印刷では、ヒッキーは構造上ゼロにはならない。

この記事をシェアする