オフセット印刷が主流になるまで、ノートの本文は「罫引き」という方式で印刷されていた。
オフセット印刷でノートの本文を印刷する場合、仕上がり同様の版を作成して印刷する。罫引きでは印刷版を作成せず、回転するローラーに駒を等間隔で設置し、糸にインキをつけて印刷する(と聞いた)。
まれに、罫引きのノートでは罫が一行分飛んでしまっているものがあるが、このような印刷方法なので仕方がないともいえる。
罫引きでは水性のインキで印刷をするため、万年筆のインキを弾かない(オフセット印刷はインキが油性なので弾きます)。インキ消しを使うと罫線も消えてしまうことから、改ざん防止を売りとして帳簿や統計ノートなどでも採用されてきた。
ツバメノート製のノートは罫引き印刷を採用している。