折り【おり】

■まわし折り

本文は通常、「まわし折り」で折る。刷本を裏返し(背丁の付いていない方にし)最も若いノンブルがある方を手前に持ってくる。右側を持って手前に折り、右に倒す。また右側を持って手前に折り、右に倒す。最後にもう一度右側を持って手前に折れば16頁折が完成する。

ちなみに、下の図は右びらきの場合。右びらきの折丁は地袋(下に袋がくる)。左びらきの折丁は天袋(上に袋がくる)になるように面付けする。

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■平行まわし折り

手帳・ノートなど、本文の見開きに渡って罫線が引いてあるものは、通常の16頁折りだと用紙の厚さが影響して、見開きにしたときに罫線がずれてしまう。このような場合は「平行まわし折り」を採用する。

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■巻き4つ折り

2つに折ってさらに巻くように2つに折る。小さい中綴じリーフレットなどは、いったん巻き4つに折り、中綴じ加工後に小口を断裁して仕上げる。

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■経本折り(ジャバラ折り)

経本のようにじゃばらに折る折り方。

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■両観音折り(観音折り)

見開き8頁のパンフレット、リーフレットなど。

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■巻き3つ折り

巻くように3つに折る折り方。リーフレットなどに採用される。

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