オーバープリント(ノセ)【オーバープリント】

オフセット印刷の製版工程では、スミ文字に「オーバープリント(ノセ)」の指定を行う。

背景に色ベタがある場合、スミ文字を「ノックアウト(ヌキ)」で製版を行うと、印刷時に少し版がずれただけで文字と色ベタの間に白い隙間が発生してしまう。印刷用紙が薄紙で、印刷時に水を吸って紙伸びを起こしてしまう場合は、どうしようもなくなる。スミ文字をノセにしておくことで、この問題は解消される。

スミ文字のノセ指示であるが、Illustratorなどの制作ソフト側で特に指定を行わなくても、製版工程でリッピングを行う際にRIPが自動的にこの処理を行ってくれる。

ただし、なんでもノセ指定をしておけばいいというわけではなく、透明度が低い金銀インキを使う場合や、その他でも地色が仕上がりに影響しそうな場合はヌキの指定にしておく。そうしないと、仕上がり時に色が変わってしまう。これらはRIP側で判断がつかない場合が多いので、事前にアプリケーション側で指定を行う。

icon-tag 金インキのオーバープリント例
下の方の羽玉が、地色(金インキ)に影響されて部分的に色が変わっている。

IMG_5129-225x300

この記事をシェアする