印刷用語マニアックス-印刷業界で使われている用語の解説をします。お届けするのは光栄印刷株式会社。書籍・冊子の印刷が得意です。よろしくお願いします。

印刷用紙

一般の商業印刷用の印刷用紙には、次のようなものがある。 ■塗工紙 上質紙などの原紙の表面に、白色顔料を塗布したもの。塗工量が多いものから「スーパーアート」「アート」「コート」「微塗工」に分かれる。塗工面に微細な凹凸を作り、つや消し状にしたものが「ダルアート」「マットコート」。塗工量の多い方が、表面が平滑で白色度が高い。 塗工紙は、写真などの色再現性が良いので、パンフレット、ポスター、カタログ、チラ […]

続きを読む

板紙の表記【いたがみのひょうき】

一般の印刷用紙は625×880mm(A判)というようにミリメートルでサイズを表記するが、コートカードなどの板紙は80×110cm(L判)というようにセンチメートルでサイズを表記する。 また、一般の用紙は1,000枚を1連(1R)とするが、板紙では100枚を1連とし、これについては間違いやすいので、1BR(ビーレン)と表記する。

続きを読む

印刷用紙の表記【いんさつようしのひょうき】

印刷用紙は次のように表記する。 ■連量 同じ銘柄の用紙でも、サイズ(菊判、四六判、A判、B判ほか)、目(T目、Y目)、連量(いろいろ)を各種取り揃えており、バリエーション数は多数になる。例えば、ニューVマット(三菱製紙)には、輪転印刷用の巻き取り用紙まで含めると全部で34種類のバリエーションが存在する。 用紙のバリエーションのうち、やや分かりづらいのが「連量」。連量は用紙の厚さを分かりやすく表すも […]

続きを読む

紙の目【かみのめ】

印刷用紙の繊維は、抄造機が進む方向に平行に配列される。抄造後のロール紙を平判用紙に断裁する際、断裁の向きによって繊維が縦に流れている用紙と、横に流れている用紙の2種類ができあがる。繊維が用紙の長辺に対して平行に流れている用紙をT目(たて目)といい、反対に短辺に対して平行に流れている用紙をY目(よこ目)という。用紙を手で裂いてみて、きれいに裂ける方向に目は流れている。 書籍などは、綴じ部分に平行に紙 […]

続きを読む