「1bit TIFF(いちビットティフ、ワンビットティフ)」は、リッピング(RIP=製版処理)を行ったスクリーニング済みのTIFFデータのこと。通常は、ページ面付けが行われた出力直前の最終データである。
階調が網点処理(スクリーン)されており、カラーの場合はCMYKそれぞれのスクリーニング済みのデータが作成される。1bit TIFFは従来工程におけるフィルムのようなもので、印刷会社ではこのデータを置版として保管する。版に修正が発生した場合は、従来のフィルムでは切り貼りで行っていた作業を、専用ソフトを使ってデータ上で行う。
1bit TIFFはスクリーニング済みの最終データなので、エラーが起こらず、出力サイドに依存しない点がメリットとしてあげられる。