本文には必ず「背丁」と「背標」を入れて印刷する。
背丁(せちょう)は、書籍の題名やその折丁の折数(1折、2折など)のことで、「のど(綴じる部分)」に入れる。背丁は、折丁の混入を避けるために必ず必要。製本の現場では、同時に多数の印刷物の製本作業を行っており、折丁のノンブルをいちいち確認したりすることは困難。現場ではこの背丁で折丁を区分している。
背標(せひょう)は、背丁同様にのどの部分に入れる、四角く長細いベタのマーク。折ごとに山型に位置をずらして印刷することで、丁合後に乱丁や落丁がないかを確認できる。