もぐり【もぐり】

本の製本工程で、刷本を折る際に機械の調整不良や刷本の状態によって上手に折れず、部分的にもぐりこんで折れてしまうことがある。「もぐり」とか「折れ込み」とかという。

もぐってしまった折本は、三方断ち(綴じた本の背をのぞいた三方を断裁して仕上げる)すると「耳」が残る。昔は買った本に耳があると「いいことがある」といわれていた(らしい)。今はクレームです。