線数【せんすう】

印刷では、写真などの階調を網点で再現している。画像や平網などは製版時にスクリーン処理(網点化)を行い、印刷に適した版を作成する。 線数とはスクリーン線数のことをいい、1インチに印刷のドットの線が何本並ぶかを表している。多ければ多いほど、目の細かい印刷になる。コート紙などにカラーで印刷する場合は、線数は通常175線で指定する。美術書などは線数を300線程度まで上げて印刷する場合があり、このような印刷 […]

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日本図書コード・書籍JANコード【にほんとしょコード・しょせきジャンコード】

書籍のカバーには、「日本図書コード」「書籍JANコード」を印刷する。 ■日本図書コード 日本図書コードは、ISBN番号、分類コード、価格コードで構成される表記。ISBN番号は、国番号、出版者コード、書名コード、チェック数字から成り立つ。分類コードは、販売対象(一般、実用など)、発行形態(単行本、文庫など)、内容(哲学、商業など)を、Cから始まる4桁の数字で表している。 ■書籍JANコード 書籍JA […]

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背丁・背標【せちょう・せひょう】

本文には必ず「背丁」と「背標」を入れて印刷する。 背丁(せちょう)は、書籍の題名やその折丁の折数(1折、2折など)のことで、「のど(綴じる部分)」に入れる。背丁は、折丁の混入を避けるために必ず必要。製本の現場では、同時に多数の印刷物の製本作業を行っており、折丁のノンブルをいちいち確認したりすることは困難。現場ではこの背丁で折丁を区分している。 背標(せひょう)は、背丁同様にのどの部分に入れる、四角 […]

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折り【おり】

■まわし折り 本文は通常、「まわし折り」で折る。刷本を裏返し(背丁の付いていない方にし)最も若いノンブルがある方を手前に持ってくる。右側を持って手前に折り、右に倒す。また右側を持って手前に折り、右に倒す。最後にもう一度右側を持って手前に折れば16頁折が完成する。 ちなみに、下の図は右びらきの場合。右びらきの折丁は地袋(下に袋がくる)。左びらきの折丁は天袋(上に袋がくる)になるように面付けする。 ■ […]

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製袋【せいたい】

ロットの多い封筒の印刷は、既製の封筒に印刷をせず、コストを抑えるために大きな用紙に展開の状態で複数面付けして印刷し、その後「製袋」する。 例えば、長3サイズの封筒を50,000枚印刷するとして、既製の封筒に印刷すると50,000枚を印刷しなければならない。長3封筒は、展開するとハトロン判(900×1200mm)の用紙に12面付くので、この状態で印刷すれば、印刷枚数は50,000枚÷12面=4,16 […]

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2丁がけ(2丁付け)【にちょうがけ(にちょうづけ)】

「2丁がけ」とは、同じものを天地方向に2面付けして印刷する方法。 ポケット本などは、サイズが小さいので折り機や綴じ機を通らない。 このような場合、2丁がけで印刷・製本し、最後に切り離す。 また、手帳・ノートなど、本文の見開きに渡って罫線が引いてあるものも、2丁がけで印刷する。 罫線は、通常の16頁折り加工を行うと用紙の厚さが影響して、見開きにしたときにずれてしまう。 そのため、2丁がけの「平行まわ […]

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貼り込み【はりこみ】

書籍は通常16頁単位で印刷し、折り機でページ順になるように折る(折ったものを「折丁」という)。その後、折丁を1折、2折というように順番に重ねていって(「丁合」という)、1冊分にまとまったものを表紙でくるみ、本の完成となる。 本文を16頁で割っていって、余る分は8頁、もしくは4頁、2頁で印刷を行うが、自動で丁合をとれるのは4頁までなので、2頁のペラは事前に16頁の折丁の最後のページに貼り込んでおき、 […]

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ノンブル【ノンブル】

書籍の本文で、ページの下部などにあたまから通してふるページ番号のこと。 デザイン上の制限でノンブルをふれない場合や、コミックスなど紙面いっぱいに絵柄を印刷する印刷物の場合は、版面の外に「捨てノンブル」を印刷し、面付けの間違いを防止する。 口絵や巻頭を別章扱いとする印刷物の場合は、巻頭部分にⅰ、ⅱ、ⅲなどとローマ数字のノンブルを入れる場合がある。

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くわえ代【くわえしろ】

印刷機は、用紙をくわえて印刷機内に搬送し印刷をするので、用紙がくわえられる部分である「くわえ代」には印刷をすることができない。一般的にくわえ代は10mm~15mmで、印刷機の種類、設定によって違う。 注意が必要なのは反転の両面印刷機の場合。反転の印刷機は、片面を刷った後、用紙を反転させて反対側をくわえなおしてもう片面を印刷する(「両くわえ」という)ので、くわえ側およびくわえ尻側の両方にくわえ代が必 […]

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